送風式噴霧機では、薬液の霧を含む空気を樹冠の内部に送り込むことで付着させます。到達距離だけでは散布の分布は分かりません。樹冠の高さ、奥行き、密度、列の形、風量、ノズル配置、粒径分布、走行速度、天候、校正が付着を左右します。
MERI RCS送風式の機種別到達距離
現行のRCSシリーズ技術データシートには七機種の到達距離が記載されています。ME-RCS100(100 L)は最大7 m、ME-RCS120(120 L)は幅最大12 m・高さ最大5.5 m、ME-RCS200(200 L)は幅最大14 m・高さ最大6 m、ME-RCS300(300 L)は幅最大16 m・高さ最大8 m、ME-RCS400(400 L)は幅最大16 m・高さ最大8 m、ME-RCS500(500 L)は幅最大16 m・高さ最大10 m、ME-RCS800(800 L)は最大13 mです。技術データシート上の最大値であり、あらゆる樹冠に均一に付着することを保証するものではありません。
| モデル | タンク | 技術データシート記載の送風到達距離 |
|---|---|---|
| ME-RCS100 | 100 L | 最大7 m |
| ME-RCS120 | 120 L | 幅最大12 m、高さ最大5.5 m |
| ME-RCS200 | 200 L | 幅最大14 m、高さ最大6 m |
| ME-RCS300 | 300 L | 幅最大16 m、高さ最大8 m |
| ME-RCS400 | 400 L | 幅最大16 m、高さ最大8 m |
| ME-RCS500 | 500 L | 幅最大16 m、高さ最大10 m |
| ME-RCS800 | 800 L | 最大13 m |
構成に関する注意: 数値はエンジン、ポンプ、ノズル、ファン、注文構成によって変わると技術データシートに記載されています。ME-RCS120からME-RCS500までは幅と高さを区別し、ME-RCS100とME-RCS800は到達距離のみを記載しています。実測した樹冠に送風を合わせ、代表的な下部、中部、上部で付着を確かめます。
推奨する進め方
代表的な樹冠を測り、薬液を対象の外へ吹き抜けさせずに内部まで届くよう送風を設定します。使用するノズルを樹冠に向け、承認された散布量から吐出量を決め、認められた現場測定方法で分布を確認してください。霧が見えた距離は観察結果であり、付着の証明ではありません。

判断の枠組み
| 選定項目 | 構成・確認事項 | 制約・判断基準 |
|---|---|---|
| 樹冠の形状 | 高さ、奥行き、密度、空間、列間隔 | 送風とノズルが必要な範囲を決める |
| 送風系 | ファンの出力、吹出し方向、走行速度 | 風量を最大にするより樹冠に合わせる |
| 液系統 | ノズル、圧力、流量、分布 | 承認された散布条件と校正に基づく |
| 天候 | 現地ルールの範囲内の風、気温、湿度 | 飛散と付着が変わることがある |
| 確認資料 | 感水紙または承認された評価方法 | 設定と代表的な条件を記録する |
高さごとに樹冠の特徴を記録する
下部、中部、上部の対象範囲と樹冠の奥行きを測ります。空いている部分や左右の生育差も記録します。木の最大高さだけでは、どこに吐出が必要か分かりません。
風量を上げるより樹冠に合わせる
農業普及機関の資料では、薬液を運び樹冠に浸透させるのに十分な風量と風速が必要とされています。過剰な風は液滴を樹冠の外へ運ぶことがあります。構成全体を作物に合わせて検証します。
ノズルを葉のある範囲に向ける
承認された機械と作業手順で可能な場合は、樹冠を狙わない位置を閉じるか向きを変えます。上部や内部に必要な量を届け、空間に散布しないよう、範囲ごとに液量を配分します。
走行速度を管理する
速度によって、空気と液滴が樹冠に作用する時間が変わります。校正した方法で作業し、速度を記録します。機体の公表走行性能は散布時の推奨速度ではありません。
飛散条件を評価する
ラベル、天候の制限、緩衝帯、現地ルールに従います。風などが計画の範囲を超えたら中止してください。遠隔操作でも環境を守る責任は変わりません。
付着を測って確かめる
代表的な樹冠の各位置に感水紙を置くなど、認められた方法で測定します。結果とともにファン、ノズル、圧力、速度、天候、作物の状態を記録します。
そろえる資料
- 対象機種、作業装置、オプション、最新の資料。
- 代表的な作業、現場の実測値、写真や動画、必要な結果。
- 作業方法、環境条件、中止基準。
- 構成に関する取引条件を確認する日付入りの見積書。
MERIの関連情報
購入前のFAQ
主な仕様値だけで機種を選べますか?
いいえ。機械全体、作業、現場、資料で示された限界を確認してください。
現場での観察は技術データシートの代わりになりますか?
いいえ。観察時の条件を記録し、公表値は現行の技術データシートで確認します。
注文前に何を確認しますか?
機種、作業装置、寸法、重量、オプション、納入先向け書類、支援の範囲です。