機体重量は地面にかかる垂直荷重に影響しますが、重量だけでグリップは決まりません。履帯の接地、トレッド、重量分布、斜面の向き、土の強度、水分、植生、操舵が関係します。重い機体は条件によってグリップを得やすい反面、沈み込み、わだち、運搬や回収の負担を増やします。
推奨する進め方
完成機の重量を、履帯の形状と代表的な地表と合わせて比較します。注文するエンジン、デッキ、オプションでの現行正味重量を取り寄せてください。駆動力を伝えられるか、地表の傷みが許容範囲かの両方を評価し、重いほど安全で高性能とは判断しません。

判断の枠組み
| 選定項目 | 構成・確認事項 | 制約・判断基準 |
|---|---|---|
| 重量 | 別の標準機ではなく最終構成の質量 | 荷重、運搬、回収に影響 |
| 履帯の接地 | 接地長、幅、トレッド、状態 | 荷重を分散して駆動力を伝達 |
| 地面 | 土の強度、水分、芝、ばらけた残材 | 支持、せん断、わだち、沈み込みが起こる |
| 斜面と進行方向 | 上り、下り、横断、旋回、勾配の変化 | 荷重移動と必要なグリップを変える |
| 受入検査 | グリップ、地表の仕上がり、中止基準 | 特定した構成と条件 |
構成ごとの重量を取り寄せる
エンジン、燃料、バッテリー、作業装置で質量が変わります。最終重量は機種とオプション一覧と一緒に記録します。別の電圧、燃料、刈幅の機種から転記しないでください。
接地面積と圧力を考慮する
履帯は接地範囲に荷重を分散しますが、実際の接地は形状、張り、地表、地形で変わります。幅広の履帯でも縁、わだち、軟らかい場所で局所的に沈むことがあります。
グリップとわだちを別々に見る
走行できても、芝や土に許容できない損傷を与える場合があります。許容する仕上がりを定め、地表保護が重要な場所ではその場でのスキッド旋回を避けます。
動いているときの荷重移動を考慮する
加速、制動、上り下り、操舵、作業装置の接触で力のかかり方が変わります。静止時の重量だけですべては分かりません。完成した構成で旋回と地形の変化点を計画します。
運搬と回収も確認する
重量の増加はトレーラーの積載量、スロープ、固縛、現場への進入、回収機材に影響します。軟らかい地面や斜面に入る前に、指定の回収点と安定した進入路を確認します。
代表的な地面で余裕を持って試験する
水分、傾斜、進行方向、植生、履帯の状態、観察した滑りやわだちを記録します。その現場条件での判断に使い、地面の状態が変化したときの中止条件も維持します。
そろえる資料
- 対象機種、作業装置、オプション、最新の資料。
- 代表的な作業、現場の実測値、写真や動画、必要な結果。
- 作業方法、環境条件、中止基準。
- 構成に関する取引条件を確認する日付入りの見積書。
MERIの関連情報
購入前のFAQ
主な仕様値だけで機種を選べますか?
いいえ。機械全体、作業、現場、資料で示された限界を確認してください。
現場での観察は技術データシートの代わりになりますか?
いいえ。観察時の条件を記録し、公表値は現行の技術データシートで確認します。
注文前に何を確認しますか?
機種、作業装置、寸法、重量、オプション、納入先向け書類、支援の範囲です。