大きなタンクは補給回数を減らせますが、その分、農場内を移動する機体も大きくなります。最適なラジコン噴霧機は、カタログ上で最大のタンクではなく、最も狭い列、出入口、列端、運搬経路、作物の間を安全な余裕を持って通過できる最大の構成です。
推奨する進め方
まず使える通路の最狭部を測ります。RCS100~RCS800で確認済みの車台幅400、520、700、900、960、980、1100 mmと照らし合わせ、それから作物の必要量と補給方法で容量を決めます。車台幅は候補の絞り込みに使い、作業時の必要幅そのものではありません。

確認済みの選定資料
| モデル | タンク | 車体幅 | 走行速度 |
|---|---|---|---|
| ME-RCS100 | 100 L | 400 mm | 80 m/min |
| ME-RCS120 | 120 L | 520 mm | 80 m/min |
| ME-RCS200 | 200 L | 700 mm | 80 m/min |
| ME-RCS300 | 300 L | 900 mm | 60–80 m/min |
| ME-RCS400 | 400 L | 960 mm | 60–80 m/min |
| ME-RCS500 | 500 L | 980 mm | 60–80 m/min |
| ME-RCS800 | 800 L | 1100 mm | 100–133 m/min |
通過を制約する高さで幅を測る
幹や温室支柱の間隔だけを測らないでください。葉、棚線、灌水部材、高畝、わだちと、機体、タンク、ブーム、ファンが通る高さを記録します。狭い箇所を代表点として繰り返し測り、最小値を残します。
実用上の余裕を持たせる
掲載の車台幅は走行部の寸法です。完成機の部品や作業装置がその寸法から張り出すことがあります。凹凸、クローラの操舵、作物の成長、進路修正でも余裕は減ります。ブーム式または送風式の完成機の全体寸法を取り寄せ、図面に基づいて現場の余裕を決めます。
容量を増やしても進入できない問題は解消しない
800 Lのタンクは補給往復を減らせますが、RCS800の車台幅は1100 mmです。完成機が通れない経路では公称容量に意味はありません。作物への接触、迂回、人力での回収なしに全区画へ入れるなら、小型機の方が一日の作業を安定させられます。
旋回と列端の形状を確認する
列端で使える長さと幅、地表、勾配、障害物を測ります。直線の列に入れても、折り返せるとは限りません。操舵時にブームや送風装置が通る範囲を記録し、人、栽培設備、給水設備をその外に置きます。
進入条件と補給計画を結び付ける
幅で不適合な機種を除外したら、校正した散布量、作業区画、補給場所までの距離、調製時間をタンク容量と比較します。通過しやすい小型機と補給回数の少ない機種のどちらが作業に有利か判断できます。容量だけから時間当たりの処理面積を推定しないでください。
機体の必要空間を図にする
車台幅、機体全幅、ブームやファンの張り出し、高さ、旋回軌跡を同じ図に記載します。実測した作物の通路と固定障害物を同じ縮尺で加えます。履帯、タンク、散布装置、旋回時の動きのうち、何が通過を制約するか分かります。
図面は対応する見積書の版と一緒に保管します。ブーム幅、ファン、車台、作物の配置が変わったら、以前の判断を流用せず比較を更新します。どの部分の寸法かを記録しないと、実際は通れない構成を選ぶおそれがあります。
選定前に記録する情報
- 代表的な実測値、写真、測定方法。
- 作業、目標、地面、進入、旋回、輸送経路。
- 日々の作業時間、補給または電源の計画、整備体制。
- 機種、作業装置、納入先、最新の資料。
MERIの関連情報
購入前のFAQ
公表値が一番大きい機種が最適ですか?
いいえ。経路全体、作業、構成、運用条件を確認して判断します。
現場での作業結果で技術データシートを置き換えられますか?
いいえ。観察結果は条件とともに記録し、公表定格とは分けて扱います。
候補を検討するためにMERIには何を伝えますか?
実測値、現場の写真や動画、作業量、進入条件、設備、納入先、希望する構成をお知らせください。
